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2009年01月06日(火)
調布駅
期間:12月15日~12月31日
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調布駅北口から布田駅の方向に線路沿いに行く。やがて左側に何やら怪しげな路地、百店街の看板。昼なら余り気にしないでも通れる路、夜だったら勇気を出して通ってみよう。百店街中ほどの右側、そこに名店がある。
■らあめん 千ひろ 定番のメニューから、ご店主の女将さんが創意工夫したこの店ならではの極上品まで揃っている。化学調味料に頼らない、至極の一杯を楽しんでもらいたい。引き戸を開けると左側にカウンター7席、逆L字型に並ぶ。右側は4席分のテーブルが2つ並ぶ。 ●鯛骨スープ麺 この店の看板メニューであり1日限定20食。数多くのテレビ、雑誌が取り上げる極上の品である。ご店主・女将さんの工夫による鯛の頭と蟹、羅臼昆布から取ったスープは、品がある上に優しい味わい。透明感溢れる香り立つようなもの、一口啜るだけで豊潤な香りと味に満たされ、誰もが唸ること間違いなし。やや細目のコシのある縮れ麺がスープによく合っている。これが丼の中央で山のように様を形造っている。この麺の山の裾野部分に針生姜、白髪ネギ、貝割菜がのっている。豊潤で滋味に満ちた逸品は、ラーメンの域を超えたものであることが理解できるだろう。限定食だが、意外に給料日後とか賞与期の後は夜遅くでも残っていることがある。女将さんの口癖が『お金(賞与・給与)が出た後は、ラーメンなんか食べないのよ』であり、私も実際にこの言葉を聞いたクチである。 ●自家製さつま揚げらあめん もし鯛骨スープ麺が売り切れていても心配はいらない。この店の第二の看板メニューがこれである。注文をすると、さつま揚げを揚げるのに時間がかかる旨を言われる。旨いものは待っても食べたいものである。スープは、羅臼昆布から出たグルタミン酸が豊富に感じられる。決して醤油が立つことがなく、旨味成分で食べさせるスープ。やや細目の縮れ麺は、繊細な味をしっかりと受け止めながらも調和するコシの強さがある。白髪ネギと貝割菜、そして硬めの味付けメンマ。別皿に直径6cm、厚さ1.5cmほどの薩摩揚げが2枚。これが旨い。白身魚を主にしたもので、他はネギ、シソだけ。モチッとして魚の旨みが存分に感じられる、ほんのりとしたシソの香りが心地よい。麺と別に食べても、スープに浮かべて一緒に食べてもいける。 ●豚柔(角煮)らあめん 時間と手間をかけた極上の一杯がこれだ。3日間、火入れを繰り返し、じっくりと煮込まれた角煮、さっぱりめのスープが実によく合う。豚の角煮という、こってりイメージがこの店では覆る。具の白髪ネギや貝割菜が、さらにさっぱり感を増してくれる。 ●辛口らあめん これも人気メニューだ。本場韓国特製の調味料を使用、大辛、中辛、小辛と辛さ調整ができるのも嬉しい一杯。優しい味わいを中心としたこの店の麺類の中で、異色の存在でもある。 ●醤油らあめん(写真) 豚骨、鶏ガラ、煮干し、昆布から取ったあっさりとしたスープ、優しい味わい。ネギ、貝割菜、白髪ネギ、味付けメンマ。モモ肉の叉焼は少し味濃い目、ここだけはバランスがちょっと、のイメージ。 その他にも、味噌らあめん、焼豚らあめん、野菜入り塩らあめん、夏には冷製豆乳麺、冷やしらあめんと豊富な麺類は、いずれもが女将さんの優しさを現わしたような品々。特にスープに力を入れていて、極上の羅臼昆布がいい味と香りを出している。一工夫されている餃子も美味。女将さんが店に出ている時間は少ないが、味へのこだわり、味の継承はしっかりと行われている。女将さんは11時半過ぎ~13時半前後、19半過ぎ~22時前後に出勤されているが、客がいない時、また体調によっては早めに退店されるとのこと。 掲載日付:2008/08/28
沿線ライター:棟梁さん
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